ギターを始める小学生がまず知りたいのは、
「簡単で弾きやすい曲」「自分が好きで感情が動く曲」そして「練習を続けられる曲」です。市販の教本やオンラインレッスンで選ばれている童謡やポップスは、この3点を兼ね備えています。この記事では、ギターを始めたばかりの小学生でも楽しく弾けて、上達を感じられる曲をジャンル別に紹介します。練習に役立つコツもふまえて、楽しいギターライフをスタートさせましょう。
目次
ギター 小学生 練習曲として選ぶべきポイント
小学生がギターを練習する際、どんな練習曲を選ぶかが非常に重要です。楽しい曲であっても難しすぎると挫折の原因になりますし、易しすぎると刺激が足りなくなることがあります。ここでは練習曲選びの基準を細かく見ていきます。
まず「基礎コード数」が少ない曲を選ぶこと。C・G・D・Em・Amなどのオープンコードを少しずつ増やすと取り組みやすいです。次に「リズム・テンポ・フレーズ」のシンプルさ。ゆっくりなテンポや一定のリズムパターンが子供には安心です。さらに「メロディの親しみやすさ」。馴染みある童謡や学校で歌う歌は覚えやすくモチベーションが上がります。
基礎コードが弾きやすいことの重要性
小学生がギターを始めるときは、指の力や柔軟性がまだ十分でないことが多いです。バレーコードが入る曲は手が疲れたり押さえるのが難しかったりします。最初はオープンコードを使った曲、コードチェンジがゆっくりな曲を選ぶことが成功の鍵です。自分でコードを押さえる楽しさを感じられれば、上達の意欲が増します。
リズムやテンポのシンプルさが継続のカギ
速いテンポや複雑なリズムは最初は混乱を招きます。8ビートや4ビート、単純なストロークを繰り返す曲ならリズム感を育てやすく、拍を数える練習にもなります。メトロノームやカウントを使ってゆっくりから始めると、安定した演奏につながります。
親しみやすいメロディがモチベーションを高める
知っている曲、歌いやすい曲は練習に取り組みやすいです。童謡や唱歌、アニメソング、校歌などの身近な曲は音程や歌詞がわかりやすく、小学生でも自然と歌いながら弾ける楽しさがあります。繰り返しのフレーズやサビのある構成は記憶にも残りやすいです。
練習のステップアップを想定すること
最初はとても簡単な曲から始めて、その後徐々に難易度を上げていくのが理想です。例えばコード数を増やす、ストロークパターンを変える、アルペジオに挑戦するなど。これにより「できる」が増えて達成感を得られます。初心者向けの指導や教本にもこうしたステップアップの設計が組み込まれているものがあります。
初心者小学生にぴったりの童謡・唱歌
ギターを初めて握る小学生にとって、最も始めやすいジャンルが童謡や唱歌です。短く、コードが少ない、歌いやすいといった特徴があり、自由に歌詞を口ずさみながら練習できます。ここでは代表的な曲と練習のポイントを紹介します。
ちょうちょ
「ちょうちょ」は古くから親しまれている童謡で、メロディーがシンプルで間奏も短くたくさんの手間がかかりません。通常、DやAなど2つほどのコードで弾けるバージョンが多く、小学生でも手軽に取り組めます。繰り返しが多いためコードチェンジの練習にも最適です。
メリーさんの羊(Mary Had a Little Lamb)
英語の童謡ですが簡単な2コードで演奏できるため、初めてのギター演奏にぴったりです。英語の歌詞を歌いながらメロディーを追うことで、リズム感と音程の概念も育ちます。歌詞が覚えやすく、コードの変化も最小限に抑えられているので学びやすいです。
きらきら星
「きらきら星」は3つのコード(A・D・Eなど)を使ったバージョンが多く、基本のオープンコードを覚えるのに適しています。ゆったりとしたテンポで歌詞も短いため、コードチェンジを焦らず練習できます。練習を続けるうちに曲全体を通して弾けるようになる達成感も大きいです。
ぶんぶんぶん/春の小川など定番唱歌
これらはいずれもシンプルなコード構成とリズムでできており、歌詞も親しみやすいものが多くあります。特に「ぶんぶんぶん」は2~3コードで演奏でき、リズムの刻み方を変えることでアレンジも楽しめます。「春の小川」は少し流れるようなアルペジオ風に挑戦できる導入曲としてよいでしょう。
ポップス・アニメソングから練習曲を選ぶ
小学生が好きなアニメソングや流行りのポップスは、演奏する喜び・聴いてもらう楽しさが大きいため練習意欲を引き上げます。ただし難易度にはばらつきがあるので、自分のレベルに合った曲を選びましょう。ここではポップス・アニメソングから小学生におすすめの練習曲を例示し、押さえるポイントも解説します。
コード数の少ないポップスを選ぶ
ポップス曲でも基本コードが3~4つだけのものを選ぶと挫折しにくいです。典型的なコード進行としてはI→V→vi→IVなどがあり、親しみやすく覚えやすい構成です。サビのメロディーがキャッチーなものだと歌とギター両方楽しめます。
アレンジを簡単にする工夫
原曲通りに弾くのが難しいときは、イントロや間奏を短くする、歌メロディーパートを省いて伴奏中心にするなどアレンジを簡略化することができます。ストロークパターンもダウンストローク主体にする、または交互ストロークをゆっくりから取り入れるなど工夫を重ねると良いです。
人気の具体的な曲例の紹介と難易度比較
以下は、初心者の小学生でも挑戦しやすいポップス・アニメソングの中から選んだ例です。使用コード数やリズムの複雑さで比較して、自分に合ったものを選んでみましょう。
| 曲名 | 使用コード数 | 推奨アレンジ |
|---|---|---|
| スタンドバイミー | 3つ | オープンコード+ゆったりストローク |
| カントリーロード | 4つ | 繰り返しの入るサビ中心に練習 |
| キセキ(GReeeeN) | 4〜5つ | キーを下げて弾きやすくする工夫あり |
| CHE.R.RY(YUI) | 3〜4つ | ストロークと休符の練習も交えるといい |
それぞれコードが少なく、サビがキャッチーなので小学生でも取り組みやすいです。キーを変更できる曲は弾きやすい調にすると手が届きやすくなります。
具体的に挑戦したい練習曲5選(初心者向け)
基準をふまえたうえで、実際に小学生におすすめしたい練習曲を5つピックアップします。曲の特徴・練習ステップの提案も含めて、どの順番で練習すると効果的かを解説します。
どんぐりころころ
この曲は日本でよく知られた童謡で、歌詞もリズミカル、旋律も短めなので楽しく取り組めます。コードは基本的な2〜3個(例:C・G・F等)で演奏できるバージョンが多いため、コードチェンジの練習にも向いています。最初の目標はゆっくりテンポで1番を通すことです。
赤い靴
「赤い靴」は少し歌詞やメロディーに哀愁がある童謡ですが、主要な3和音で練習できるアレンジ版があります。コードが3つと少なく、マイナー調の雰囲気も味わいつつ練習可能です。キーを上げ下げすることで弾きやすく調整できます。
スタンドバイミー
英語の歌ですが、繰り返しが多くてコード進行が安定しており、初心者の練習に非常におすすめです。サビのコードチェンジを中心に練習し、リズムストロークを身につける良い機会になります。テンポを落として体で感じることが大切です。
きらきら星
童謡の代表格で、短調・長調問わず親しみやすいメロディが特徴です。基本コード3つ程度で演奏できるアレンジが多く、歌いながらギターを弾く練習にもなります。リズムのパターンをダウンのみから徐々にアップを含めるなどステップアップも可能です。
カントリーロード
ポップスの中でも比較的シンプルな構成の曲で、サビがわかりやすく盛り上がりもあります。コード4つ程度のバージョンを使い、繰り返しの箇所を重点的に練習すると自信がつきます。歌詞が英語の場合もリズムを意識して言葉を整えることが大切です。
練習のコツと効率的なステップアップ方法
好きな曲で始めるのは重要ですが、ギターは継続が力になります。ここでは小学生が無理なく上達するための練習方法と習慣について解説します。
毎日少しずつ続けること
練習時間を一度に長く取るのではなく、短時間を毎日続けることが効果的です。5〜10分でもコードの押さえ方やストロークの基本を反復することで指先の筋力と感覚が育ちます。集中力も持続しやすく、飽きずに続けられます。
鏡や動画で自分のフォームを確認する
ギターのフォームが正しくないと無駄な力が入り演奏が苦しくなってしまいます。指の角度、手首の位置、背筋の伸びなどを鏡やスマホで撮った動画でチェックすることで改善点が分かります。正しいフォームで練習することは進歩を速めます。
難しいコードが出てきたら簡易コードで代用する
バレーコードや押さえにくいフォームのコードは、最初は簡易なフォームで代用できるものがあります。例えば省略コードやオープンコードバージョンを使って雰囲気を保つことができます。少しずつ慣れていけば、難しいコードにも挑戦できます。
友達や家族と演奏してみる
ひとりで練習するだけでなく、友達や兄弟姉妹、親と歌いながら伴奏したり発表したりする機会を持つと、モチベーションが高まります。学校の音楽発表会や家族の前で演奏するなど目標を設定することで努力を視覚化でき、成果を感じやすくなります。
まとめ
ギターを始めた小学生にとって、練習曲選びは「楽しさ」「達成感」「成長の実感」が得られるものがベストです。童謡や唱歌は安心して最初の1歩を踏み出せるものであり、ポップスやアニメソングは興味と応用力を育てます。
まずは曲数よりも曲の質を重視して、コードが少なく歌いやすいものを選ぶこと。そして練習を習慣にすること。少しずつステップアップしながら、自分が弾きたい曲へ挑戦することで、ギターは確実に上達します。好きな曲とともに、ギターの最高の時間を楽しんでください。
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